archive: 2015年05月  1/1

暗黒童話(終話)

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終 話 暗黒童話 完  眠っていた・・・どれぐらいの時間だったのだろうか・・・墓地に 眠る骨のように光のない日々を意識は過ごし、肉体だけが眠っ ている・・・。  一瞬なのか気の遠くなる時なのか・・・ドリノの中で時計など意味  を持たなくなっていた・・・。  夢を見ていた。  なぜそうとわかるのか・・・こんなことはあるはずがないと無意識  の中で思えたからだ。  得体の知れないその者は、黒い闇の揺らぎ中か...

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暗黒童話(九話)

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九話 ドリノは魔物へ 毛糸針はマチ針などより数倍太く長かった・・・ララはその針先  をドリノの眸の寸前に近づけて怯えさせ・・・それから、すでにも う蜜に濡れるラビアの裂け目にそっと這わせて蜜をからめ、もう 一度鼻先に突きつけて、にやりと笑った。  「舌をお出し」  「は、はい・・・ぁぁララ様ぁ・・・」  「お出し」  「はい」  口の中から魔物が姿を現すように、軟体動物の触手にも似た 舌が伸び・・・ララ...

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暗黒童話(八話)

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 八話 プロットの変化  昨日そのままの奴隷スタイルで、ドリノは椅子になっていた。ドリ ノの若い肉体は、傷ついた体の修復にとりかかり、青痣だった 尻の鞭痕の周辺が黄色くなりかけ、体内に吸収されていこうとし ていた。  ララもまた若いドリノを刺激する黒い上下の下着だけ・・・ハイヒ ールを履いていた。  「ララよ聞け・・・私はその者を許さないわけではない。日頃我  が娘の良き教材として小気味よい悲鳴を聞か...

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暗黒童話(七話)

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七話 ララの呪文  それからもタイピングは続いていた。ドリノは呻き、ララの魅力  的な尻の重さに耐えていた。    「ほらごらん、お嬢ちゃん・・・ドリノは乳首を削がれていくわ、断  末魔のアクメのような悲鳴でしょう。でもね、あえてペニスや睾丸  は残しておくの・・・勃起する機能があるからドリノは苦しい。そう やって真綿で締めるように苦しめていくのよ。これが男どもの操  縦法・・・よく覚えておきましょうね...

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暗黒童話(六話)

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六話 暗黒童話第一幕  ララの書く暗黒童話の第一幕は、そのときはじまったようなもの だった。昨夜からのタチアナ混じりの人格からタチアナが消え 失せて、ララの本領発揮といったところ。マゾにとって至福のと きがはじまったのだ。  三十分のポニートレーニングでドリノは汗だく。ギャグから垂れ た唾で胸はベチョベチョ、棒根を絞られて萎えないペニスから はトロ汁が垂れていた。  「よし、おやめ! こっちへ来なさ...

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暗黒童話(五話)

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五話 タチアナの情  翌日は休みだったが、タチアナとしてやるべきことはあったの だった。ドリノを使いに出せない以上、買う物もあれば、半信半  疑でドリノを迎え、女の独り暮らしだった部屋に縄などあるはず もなかったからだ。  ドミノから服を取り上げたわけではなかったし、持ち込んだバッ グを取り上げたわけでもない。  部屋を出て戻ったときにドリノがいなくても、それはそれで彼の 幸せだと考えた。魔が差したと...

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暗黒童話ララ(四話)

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四話 休日の不運  ドリノにとって不運だったのは、その翌日がララの休日だったこ とだった。臨時勤務の立場にはシフトがあって、保育園の休み とは別に休まなければならなくなる。  明日がもし出勤日であったなら、ララはタチアナに戻ることもで きたのだろうが、サディズムの冷めない時間が続くこととなった のだった。  ドリノは心からの奉仕をしララの花蜜を舐め取っていたのだが、  性感が高ぶるに連れて、ララはララ...

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暗黒童話ララ(三話)

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三話 交差する人格  ララは降臨する女だった。女の女らしい部分をすべて持つ魂だ った。眩いほどの闇となって暗黒界から降臨し、女たちを物色  し、これはと思う者を見つけると憑依して、それまで弱く臆病だ った女にララという人格を与えて操り、しまいには乗っ取ってしま う。  ララは男たちには恐怖の存在、しかし女たちには性器を濡らし てでも受け入れたい悪魔的な本音だったのだ。  椅子になったドリノは、男の誇り...

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暗黒童話ララ(二話)

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 二話 温かなドリノ椅子  部屋に入れたドリノを座らせ、お茶とお菓子を置いて前に座っ た。独り暮らしの部屋である。応接セットなどはもちろんなくて、  ロングソファにローテーブルを合わせて置いて、それとは別に デスクが置かれ、タイプライターはそこにあった。  一部に妙な壁の出っ張りがあって仕切りとなる、ワンルームの 部屋だった。  ドリノは、そのローテーブルの間際に、持ち込んだ小ぶりのバッ グを置いて、...

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暗黒童話ララ(一話)

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一話 凍った乳房  救いがたい不眠が支配した・・・。  ララは、良家の妻だったが、隠れ家を持っていた。戦いに明け 暮れた中世の頃、先祖が残した秘密の地下壕・・・それを偶然  見つけたとき、ララの心は裂けてしまった。  双頭の小さなミイラを見たのだった。生後間もない乳飲み子が、  嘆くように乾いていた。  古い書が添えられた・・・祖父母の時代よりも古かった。  「神よ、この子を守りたまえ、私と兄の愛の証を...

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