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きわどいだけじゃ燃えなくて(五話)

 家に戻る。夫がいて子供がいるあたりまえの暮ら
しがある。貞淑かどうかはともかくも普段通りの妻
に戻って何喰わぬ顔で過ごしている。
 このとき私は思いのほか切り替えられている不思
議な自分を感じていました。淫らな私に自己嫌悪の
ようなものはなく、良心が咎めるわけでもなく、た
だちょっと軽い背徳の思いというのか、いけないこ
とをしちゃったかなと赤い舌を出すぐらい。

 むしろすっきり、晴れがましい気分になれている。
妻であり母にもなれた幸せは、心のどこかに寂寞の
思いを生む。いまさら男漁りをするつもりはありま
せんが、それにしても確実に誰一人見てくれなくな
っていく時の経過の中にいる。
 その事実は動かし難く、着なくなったセクシーに
女の自分をなくしていくカウントダウンを感じるの
です。

 性欲をなくしていく。セックスしたがる若い性欲
ではなく、女としての存在感…自己主張と言えばい
いのか、危機感のなくなった日常が性的な欲求を奪
っていくのか、とも思えます。
 視線を集める女の自分を意識したとき、夫へのゆ
とりのようなものができていた。恋人から夫へ変わ
り、夫からパパになっていく。そうした男の変化の
中で女は気づかぬうちに負い目を背負うようになる。
 輝く牝の時期を終えた残骸のようにも思えてくる
のです。そうすると淡白になっていく夫に対して諦
めばかりが先に立ち、知らず知らず攻撃的になって
いく。

 ところが今日、私はまだまだイケると確信できた
ことで心が若い女に戻れている。牝としての自信で
す。自信があるから夫に対してだって逆にゆとりが
できてくる。あなたってじつはいい女と寝ているの
よって自意識過剰気味になり、でもだから輝きを取
り戻して微妙な視線を送れるというのでしょうか。

 いつもと違う牝の気配は牡を誘う匂いを発散する
ようで夫が求めてくるのです。家に戻った私はまる
で無意識のうちにあの頃から穿いているジーンズミ
ニを選んでいた。まあまあミニ。もちろん下着は着
けていましたが、なんだか違うムードを感じたらし
くって、子供の寝た後、彼の手がスカートに忍び込
む。女のゆとりをはっきり感じたのはそのときでし
た。うまく言えませんが求めに対して自然に恥じら
うというのか、彼に熱を感じた私が色っぽくなれて
いた。

 女の自信は強く振る舞うことじゃない。逆なんで
すね、ゆとりを持って弱くなれる。
 好きなんでしょ私のことが? 欲しいんでしょ?
 しょうがない人ね、男ってどうしてそうスケベな
の…みたいなね、不思議な優越感が妻を牝に戻すの
です。

 優越感。対語は劣等感。
 そうなんです、輝きをなくしかけている自覚は劣
等感を連れ来て、だから逆らい、どんどん嫌な女に
なっていく。
 女の優越感は性対象として見られることから生ま
れるものだと思い知った私です。見られている。迫
られたらどうしよう。ほどよい緊張感が女の感情を
思い出させてくれるのでしょうね。
 ミニスカに忍び込む手を微笑んで払いのけ、立ち
上がった私は、そのへんを片付けるフリをしてわざ
とお尻を向けてみたりする。夫の視線をスカートに
感じます。

「あン、もう嫌だぁ…うふふ」

 嫌と拒絶する響きでなく、あの頃のような期待す
るニュアンス。甘えです。後ろから抱きつかれて微
笑みながらジタバタもがき、裸にされて抱かれてい
く。可愛いポーズ。心のゆとりは夫を男にするよう
で、入れて出しておしまいみたいな、ここしばらく
の営みとは違う濃厚なベッドになる。
 それまでの私になかった新鮮な刺激のせいか、私
だっていつになく燃えていた。瞼に星がチラつくほ
どのピーク。いまさらですけど征服欲が満たされた
らしくって、射精の量も多かった気がします。

 抱かれて眠りに落ちていきながら、クローゼット
にあるきわどい服を思い浮かべていた私。恥ずかし
気分と言うのでしょうか、羞恥の心地よさを思い浮
かべて眠っていったわ。
 ミニスカノーパン。そんなことだけでアソコは洪
水になっている。性器が喜んでいるようです。
 眠っていたもうひとりの私は、いまでも娘のまま
でした。
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