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きわどいだけじゃ燃えなくて(六話)

 露出への妄想は際限なくふくらんで、そのとき私
はどうなってしまうのだろうと考えただけで下着が
しっとりしはじめる。自分ではあり得ないと思って
いた不倫願望があるのかも…とさえ思えてきます。

 でもですよ、だからといって私の日常にこれとい
った変化はなかった。変化を許さないブレーキが厳
然と存在したからです。夫の実家が近くて子供もい
る。そこと生活圏の重なるところで私は普通の妻で
あることを強制される。チャリで隣町に行くことは
できますが、それだって家を一歩出たとたん周囲の
目に晒される。スカートがほんのちょっと短いだけ
で斜め視線を浴びるのです。
 チャリはダメ。そうなるとクルマなのですが、重
くなる買い物でもない限り主婦がドライブばかりし
てられない。四六時中クルマがないと誰が見たって
ヘンですものね。

 悶々と過ごしていました。露出の興奮を知る以前
より、増して焦りのようなものを感じたわ。こうし
ている間にもつまらない女になっていく。枯れてい
く。たまらない気持ちに陥るの。
 ネットで遊んで妄想するぐらいです。ヤラセだっ
てわかっているのに、階段ミニスカだったり、もっ
と激しい露出だったり、そんなものを見ているだけ
でムラムラしてきて落ち着かない。
 そうだわベランダ! そう思ってミニスカノーパ
ンで立ってみますが浮き立ってこないのです。知っ
てる人に見られたら恐怖でしかなく、なのに目のな
いところできわどいカッコをしてみてもまるで燃え
ない。手の届くところに男の人が大勢いて、その中
で震えることに感じるの。蔑むようないやらしい視
線が欲しい。女を欲しがってくれる牡のいるところ
で危うさを楽しみたい。

 たまにはクルマもいいけれど、まずは電車。いま
はそれしかないと思うのです。電車の中の痴漢じゃ
なくて移動する手段として。普通のスタイルで家を
出て、どこかの駅で着替えてしまう。
 悶々と過ごした数日に耐え切れず私は家を出たの
です。一度はミニフレアの上にロングスカートを重
ねて穿いて、でもきっとトイレで着替えることにな
るからと、そのときのドキドキも考えて、ミニスカ
はショルダーバッグに入れておく。
 電車でほんの一駅でしたが、都会の街は駅一つで
人種が変わってしまうほど。ほんとは横浜あたりま
で行きたかったのですがちょっと遠い。
 私の駅より小さな駅です。小さくても外に出れば
商店街がひろがって駅前にショッピングセンターな
どもあり、緊張するなかなかの街並みです。

 駅についてトイレ。個室でフレアミニに穿き替え
て、上もスケスケのブラウスに着替えます。ストッ
キングは最初から穿いてない。もちろんパンティも
脱いでしまう。あのときと同じです。ブラウス、ブ
ラ、ミニスカを脱ぐだけで私は素っ裸。キュンとす
る心地いい羞恥を感じながらトイレを出て、脱いだ
ものはショルダーごとコインロッカーに放り込み、
別の小さなポシェットだけを肩からさげる。
 晴れ上がった青い空。それに今日は風がない。山
下公園のような海風もありませんし、街並みが混ん
でいるからかスカートを攻撃するほどの風がないの
です。
 駅を出て周囲を見渡し、横断歩道があるのにわざ
わざロータリーを回り込んで歩道橋の階段へ。
 駅前なんです。平日の日中でも人だらけ。まあま
あヒールの高いサンダルで階段に足をかけ、登りだ
したとたん、下に人の気配を感じた。

 サングラスはしています。素顔だとさすがに怖い。
 ステップを一段一段ゆっくり歩む。歩みが速いと
フレアが揺れてお尻の丸みまでが見えるでしょう。
 息苦しいほどの羞恥と恐怖。数段下でしゃがまれ
でもしようものなら、お尻もそうだし腿の間からデ
ルタの毛までが見えてしまう。
 全身に震えが来ます。女心が悲鳴を上げているよ
うです。ああ濡れる。やっぱり濡れる。鳥肌が騒ぎ
だしゾクゾクする性の震えが襲ってきます。
 お尻を締めて足を上げると腿の根がこすれ合って
オナニーみたいに刺激する。
 荒くなる息を懸命に殺し、何人もの男性に振り向
かれながら追い越され、もしもいまブラを外せば乳
首が勃っているだろうと考えて…。

 そうやってステップを登り切ると、ロータリーの
歩道橋だったからか下にも歩道があって人が行き来
しています。登り切って平坦になったところで私は
腰を手すりに密着させて立ってみる。
 視線はほとんど真下です。お尻をフェンスにくっ
つけていますから見られることはないでしょうけど、
それにしてもきわどいどころではありません。
 何人かの若者が声を上げながら真下を通りすがり、
急にひっそり静かになる。
「おい見ろ」
「うわ、ぎりぎりじゃん」
「綺麗な脚してるぜ」
 きっとそんなことを話し合っているのでしょうね。

 視線を気配で察するだけで私の性器はたまりかね
て愛液を滲ませます。感じるのです。いまにも声が
出そうなぐらい膝が震えて感じてくるの。
 そのときでした。思ってもみない再会が歩道橋の
向こうから近づいて来たのです。
「あ、お姉さん」
「え…」
 このときの私は生きた心地がしませんでした。知
ってる人に会ってしまった。焦ってしまって誰だか
はわかりませんが、とっさに心が青くなる。
「ほら、横浜スタジアムで」

 あのときの学生さん? 横浜スタジアムの階段で
悪戯半分にいやらしいことを言った友だちを一喝し
てくれた彼でした。
 背が高いわ。八十センチは超えていそう。男らし
いショートヘヤー。浅黒く日焼けしたスポーツマン
タイプ。目鼻立ちのくっきりした素敵な顔立ちなん
ですね。
「覚えてますか?」
「あ、あ、うん」
 嘘です。覚えているはずがない。顔なんて覚えて
なくても、あのときスタジアムであったことは鮮明
に覚えています。あの中の一人だと思い、その清々
しい態度から、悪い友だちを注意してくれた子だと
直感した。それがそのときの私の思考順路だったの
です。

「お姉さんて、このへんですか?」
「ううん、違う」
「誰かと一緒?」
「ううん、一人よ」
「恥ずかしいのが好きなんですね。あのときじつは
お尻が見えてた。お姉さんノーパンだったでしょ。
綺麗な白いお尻だったな」
 烈火のような羞恥と、ほとんどもうアクメのよう
な震えが来たわ。
「いまもノーパン?」
 円な眸です。いやらしさがなく体を狙う攻撃色も
まるでない。まっすぐ見つめてくれる若い視線に私
は嘘がつけません。つけませんがまさか認めること
もできなくて。

 そしてそれより、限界を超えてしまった性的な昂
まりが膣から愛液を押し出してくる感覚に私はパニ
ックになりかけていたのです。このままでは垂らし
てしまう。腿に伝ってこの子に見られてしまう。
「ね、ねえ、お茶でもどう?」
「ええ喜んで。嬉しいな」
「嬉しい?」
 彼は微笑むだけで応えなかった。
 とにかくこの場を逃げたかった。トロリとした激
情がラビアをくぐって漏れ出していたからです。

 川上敏也、二十歳。私を夢の世界へ導く出会いと
なったのです。
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